今まで胸を大きく見せるための手術(豊胸手術)は脂肪やシリコンジェルなどの注入が主体に行われてきましたが、注入物の安全性が確立しておらず、問題になることも少なくありませんでした。近年、安全性が高く、長く形を保つことができるプロテーゼが開発され、安全にご希望の乳房の形を作ることが可能になってまいりました。
詳しい説明
現在豊胸手術には、シリコンジェルを主体としたインプラントを入れるプロテーゼ挿入法と、人体に存在するヒアルロン酸を主体とした注入物を入れるプチ豊胸術とがあります。
プロテーゼ挿入法は、わきの下や乳房の下の隠れるシワに沿って3-4cm皮膚を切開して、乳腺や大胸筋の下にインプラントを入れる術式で、半永久的に形を維持することが可能です。傷跡は術後数カ月で目立たなくなります。また当院では、切開線に対しての傷痕のレーザー治療を行うことで傷跡をより目立たなくすることが可能です。
ヒアルロン酸などの注入物による術式は、極細の針を用いてバストの形態に合わせて必要量注入しますので、傷あとができることがありません。注入する位置によってご希望の形態に整えることが可能ですが、ヒアルロン酸は人体では吸収されるので、形態の維持には追加注入が必要です。