日本古来のイレズミは、墨を刺した皮膚が青くなることから刺青と呼ばれています。
近年英国やフランスにおける機械彫りの技術と同時に合成色素も輸入され、多色彫りが 流行となり、若い人の間でファッション感覚で入れる人が多くなっています。
ファッションとして若年層にも浸透している「イレズミ」やイレズミの様に色が入った傷の色は、レーザーで消去できます。
詳しい説明
「イレズミ(刺青)」には、“日本式刺青(学術的刺青)”と“機械彫刺青”そして“外傷性刺青”があります。
“日本式の刺青”は、墨と赤しか使わず、墨の深さで青色を出したり、入浴すると血液の色が出てくる透かし彫りなどがあります。
近年英国やフランスより“機械彫刺青”が導入され、合成色素を使う多色彫りが流行となり、若い人の間でファッション感覚で入れている人も多くなっています。
“外傷性刺青”は、従来炭粉沈着症、鉄粉沈着症あるいは爆発による異物沈着症として報告されているものが多く、近年交通外傷や擦過傷としてしばしばみられます。異物には、炭粉、鉄粉、火薬などがあり、特に自動車事故では、砂、コンクリート、アスファルト粉などの刺入が数多く見られます。
治療方法
当院では黒だけでなく、赤、青、黄、緑などイレズミを複数のレーザーを使って、2~5回でとる方法を確立しています。これは当院でしかできない技術です。
通常、青や黒っぽいイレズミは、レーザー治療を使っても5~8回、赤・緑・黄などの入った多色彫りの場合は8~10回以上かかります。