白アザは、「白斑」といい、露出部位によく発生することから社会生活上の苦痛を伴うことが少なくありません。皮膚病の中で最も治りにくい病気の一つですが、複数のレーザーを使用した複合レーザー治療を行うことで、徐々に色を目立たなくすることができるようになっています。
詳しい説明
白アザは、先天的に色素が欠損している白皮症や後天的に発生する尋常性白斑などがあります。皮膚の色であるメラニン色素を作っているメラノサイトが消失、あるいはメラニン色素生成の機能の停止によって発症します。
治療方法
根本的な治療方法は、いまだ確立されていません。副腎皮質ホルモン外用や内服、PUVA療法などの紫外線治療、皮膚移植術が主に行われています。
レーザー治療では、内科的レーザー治療(LLLT)でメラノサイトの活性を促すほか、外科的レーザー治療(HLLT)により、色素沈着を起こさせることで色素を入れていく治療があります。治療には5-7種類のレーザーを使用します。