顔面神経麻痺

顔の表情を作っている筋肉の動きなどをつかさどっている顔面神経の麻痺によるものです。発症から早期に 内科的レーザー治療(LLLT)を行うことで、治療効果を上げることができます。

詳しい説明

「顔面神経麻痺」とは、顔面の表情運動、味覚、咀嚼(そしゃく)、言葉の発声などをつかさどる顔面神経が侵されて、麻痺症状を起こす疾患です。高度な顔の変形が患者さんの社会生活の支障となることが多く、悩まれている方も少なくありません。
ウイルス性のもの、外傷や手術後の後遺症によるもの、原因不明のもの(特発性顔面神経麻痺)などがあります。原因のしっかりわかっているものに対しては、原因の除去を行うことが一番重要ですが、多くのものはその後の顔の表情を作る筋肉(表情筋)の麻痺を伴いますので、リハビリが必要となり、内科的レーザー治療(LLLT)が効果的です。また、ウイルス性などで顔面神経の炎症をもとに発症しているものでは、内科的レーザー治療(LLLT)で炎症を早期に抑えることで治療後の経過が良いようです。