大城クリニックでは、患者さまに役立つ情報を提供するために マンスリートピックスを紹介していきます。
ムダ毛の豆知識
今回は、「ムダ毛」の豆知識についてお話ししましょう。
われわれの体にある毛は、ある一部分(手のひらや足の裏)を除いて、全ての部位に生えています。この「毛」とは、一体何をしているのでしょうか。
毛は下図のように、<成長期→休止期→退行期>と一定のサイクルで抜け替わっています。また体の部位によって、毛一本一本のサイクルや成長期と休止期の割合などがある程度決まっているといわれています。そのため、ある部位では毛が伸び続けているように見えたり、ある部位では毛が一定の長さで保たれているように見えたりするのです。

実際に毛を作っているのは“毛母細胞”で、毛根の下部に当たる毛球部にあり、この“毛母細胞”が成長期に活発に分裂を繰り返して、毛を構成している数種類の細胞を作り出すという重要な役割を担っています。
“体毛が濃くなる”、“ムダ毛が増える”というのは、性ホルモンなどの影響によって、毛の色素が増えて、硬く太く長くなる(硬毛化する)ことであって、毛の本数自体が増えているわけではありません。毛の元々の数は、胎児の時に作られる数で決まり、生まれてからは増えないとされています。毛には、皮膚の保護機能、保温機能、知覚機能など様々や生理的役割がありますが、非常に恵まれた生活環境にいるわれわれ現代人にとっては、あまり必要のないものになってきているようです。ヒトの進化の歴史の中で、体毛が減少していることも、それを裏付けるものでしょう。
美しさを求める女性にとって、脱毛や除毛といった「ムダ毛」の処理は重要な身だしなみとして古来より行われていたようです。永久的、恒久的な脱毛がある程度可能となったのは、20世紀に入ってからで、毛根部を破壊して毛を生えなくする “電気分解法”や“高周波法”、“ブレンド法(電気分解+高周波)”などがエステティックサロンを中心に行われておりました。しかしながら、これらの行為は、毛およびその周囲(いわゆる毛付属器)も破壊してしまうため、皮膚が乾燥したり、炎症を起こしたり、色素沈着を起こしたりと、皮膚にとっては必ずしも好ましいものとはいえませんでした。医療レーザー脱毛が開発されてからは、毛の生理的作用を考慮して、毛のみを選択的に細く短くする(軟毛化する)ことが可能になり、現在は、脱毛と言えば医療レーザー脱毛が主流になっています。
「ムダ毛」などといわれ、疎んじられがちな「毛」ですが、必要最低限はあった方が良いのです。「ムダ毛」の処理で悩んでいる方、一度医療レーザー脱毛の効果についてご相談ください。